三豊市は、香川県の西部に位置し、愛媛県や高知県にも近い位置にあるのが特徴です。瀬戸内海に向かって鳥のクチバシのような形で突き出ている庄内半島は、かの有名な「浦島太郎」の出生地と言われるようになりました。
玉手箱を想像させるような、「箱」という地名や、紫雲出といった不思議な地名がロマンをかき立てます。人口は約6万5千人。香川県で3番目に人口の多い都市でありながら、自然も豊かで綺麗な街です。
のどかな風景がおりなすゆったりとした雰囲気が三豊市の魅力。緩やかな瀬戸内海に囲まれた雄大な自然がありながら、市内中心部には、ショッピングモールやスーパーなど、暮らしやすい機能が備わっています。また、自然が豊富な街であり、海に面しているので新鮮な魚が安価で手に入ります。事件や犯罪もほとんどないため、治安も良く暮らしやすい町です。
主な公共交通機関は、市内を巡回するコミュニティバスや粟島、志々島に行く船。バスは運行数が少ないため、車を移動手段としている人がほとんどです。
大勢の人が訪れるような観光地はありませんが、のどかな風景に囲まれた穏やかな雰囲気が魅力の三豊市。瀬戸内海の島やのどかな里山の景色、「フルーツ王国みとよ」と呼ばれるほどの果物、瀬戸内海の漁業に代表される食文化が自慢。その一方で、市内中心部にはショッピングモールやスーパーなど暮らしやすい機能も備わっており、暮らしやすい町と言えるでしょう。
土地は県内でも高い方ではなく、全体の15位。宅地の平均地価は1万7,246円/m2、坪単価は5万7,013円/坪となっています。瀬戸内海と里山に囲まれた三豊市の病院、子育て&教育、交通の利便性、治安情報をまとめました。
市内には救急病院・診療所が3ヶ所あるほか、一般病院が7か所、診療所が43か所、他にも歯科診療所や小児診療所など医療施設が多数あります。また、隣市の善通寺市には総合周産期母子医療センターをもつ「独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター」があり、安心して暮らせる医療環境が整っています。
豊かな自然に囲まれてのびのび子育てをするには最適の環境です。行政としても、産前2ヶ月〜産後6ヶ月期に援助が必要な家庭に子育てホームヘルパーが来てくれる「ホームヘルプ事業」など、同市が策定した「みとよ すくすく子育てサポートプラン」に基づき、妊娠・出産から子育てまで各種の子育て支援施策に取り組んでいます。
市内には公立の保育所、幼稚園、小学校、中学校はもちろんのこと、県立高校が2校、私立高校が1校、国立高専校が1校と、教育環境は整っています。中でも小学校は、1学級あたりの平均生徒が16.6人と少なく、ゆったりと教育を受けられる環境にあります。
公共交通機関としては、市内を巡回するコミュニティバスや粟島、志々島に行く船などがありますが、バスは運行数が限られるので、マイカーでの生活が中心です。高松自動車道では2つのインターチェンジがあり、また、国道32号線を通じて井川池田インターチェンジとも連絡しているので、各方面に向けて交通の利便性は高いです。どのお店にも無料駐車場があり、渋滞にほとんどないので車移動はしやすいようです。
さらに、特急電車がJR高瀬駅、詫間駅に停車するほか、土讃線の分岐点であるJR多度津駅、高松空港など交通の結節点にも近く、交通条件としては恵まれています。
三豊市の犯罪率は0.83%と香川県平均、全国平均をともに下回っています。口コミをチェックすると、自然豊かな場所柄と、夜に開いているお店が少ないため、灯りが少なく「夜に出歩くのは不安」という声が見られました。一方で、のんびりした人柄の人が多く、ファミリーや老人も多いので、近所づきあいをしていれば防犯面でも安心といった声もありました。
三豊市は浦島太郎の伝説がいたるところにあります。その中でも一番の人気スポットといえる鴨の越は、物語の序盤でいじめられていた亀を助けたといわれている浜。干潮時には、対岸の丸山島に歩いて渡れます。
また、鴨の越は夕焼けスポットとしても有名。太平洋に沈む太陽を見ながら、おとぎ話の世界観を感じてみてはいかがでしょうか。
浦島太郎伝説が地名の由来といわれる紫雲出山。ここは、浦島太郎が玉手箱を開けたときに出た白煙が紫色の雲になり、山になびいていった土地として有名です。山頂展望台からは、瀬戸内海の多島美が見渡せる絶景スポットです。春には1000本の桜、夏にはアジサイと四季折々の花が美しく山を彩ります。
別名「小松尾寺」とも呼ばれ、地域で親しまれている寺です。入口の仁王門は迫力があり、左右に安置された木造の金剛力士立像は、高さが3.14m。四国霊場最大級の大きさです。敷地内には樹齢1200年のクスやカヤの大木があるため、歴史の深さを感じられます。
本堂は山の上にあり、階段を上がっていくため、訪れる際は身なりを軽くして行くことをおすすめします。
歴史130年以上の老舗旅館です。旅館としてはもちろん、仕出しや宴会・慶弔の会席などで、地元の人に利用されることが多いそうです。地元で採れた食材を使った郷土料理の数々が魅力。三豊市に住むのであれば一度は泊まってみたい旅館です。